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肩こりとは

肩こりは、日本人の多くが悩まされる代表的な不調の一つです。

首や肩の筋肉が緊張し続けることで血流が悪くなり、重だるさ・痛み・張り感として現れます。

放置すると頭痛やめまい、集中力の低下、不眠などにつながることもあります。

肩こりの原因として多く挙げられるのは

長時間のデスクワーク・スマホの使用による前傾姿勢やストレートネックにより、首や肩に大きな負担がかかります。

姿勢の乱れも大きな影響を与えます。猫背や巻き肩が続くと、肩周りの筋肉に影響します。

また、目の使い過ぎが自律神経の乱れや首肩の筋肉の過緊張にも影響を与えると言われています。

運動不足やストレスも筋肉の柔軟性・血流低下を起こしたり、精神的な緊張で肩や首に力が入り続けてしまうことも肩こりの原因となります。

鍼灸の効果は肩こりの症状を和らげるだけではなく原因にアプローチができるのが特徴です。

血流改善により凝り固まった筋肉に鍼を打つことで血流を促進し、酸素や栄養が届きます。トリガーポイント(痛みの原因点)に直接アプローチし、深い部分の凝りをほぐし、筋肉の緊張を和らげることが可能です。

鍼灸刺激は副交感神経を優位にしストレスや緊張を和らげ、自律神経を整えます。

​体質改善や姿勢矯正と組み合わせることで、肩こりを繰り返しにくい体作りをサポートし、再発予防も見込めます。

頭痛とは

頭痛は、慢性的な不調の中でも非常に多く悩まされている症状です。

ズキズキとした痛み、締め付けられるような重さ、

目の奥の違和感など、種類の感じ方は人それぞれです。

デスクワークやストレスの多い現代社会では、

慢性化してしまうケースも少なくありません。

頭痛の原因にはいくつかのタイプがあり、それぞれの原因が異なります。

​主に緊張型頭痛、片頭痛、群発性頭痛の3つに分けることができます。

頭痛で最も多いタイプは緊張型頭痛です。

首や肩のこり、長時間のデスクワーク、姿勢不良、精神的ストレスなどで

筋肉が緊張し、血流が悪くなることで起こります。

症状の特徴としては、頭全体、または後頭部が締め付けられるように痛む

重だるさが長時間続く、肩こり、目の疲れを伴うことが多い、

天候や時間帯に関係なく出る​のが特徴です。

ズキズキではなくギューっと圧迫されるような痛みがある場合は

緊張型頭痛の可能性が高いです。

​片頭痛は自律神経の乱れ、ホルモンバランス、気圧変化、睡眠不足などによって脳の血管が拡張し、炎症物質が出ることで起こります。

片側がズキズキと脈打つように痛む体を動かすと悪化する、

吐き気、光や音に敏感になることがあるのが特徴です。

発作的に起こり、数時間〜数日続くこともあります。

ズキズキ・ドクドクと脈打つ痛みで、

安静にして暗い場所で休みたくなるのが特徴。

群発性頭痛

​群発期と呼ばれる一定期間に集中して強烈な頭痛が繰り返し起こります。

原因は完全には解明されていませんが、

自律神経や血管の異常が関与すると考えられています。

症状の特徴は目の奥がえぐられるような激痛、

一度始まると15分〜数時間続く、毎日ほぼ同じ時間帯に出やすいのが特徴です。発作中は、流涙・鼻水・瞼の腫れが伴うこともあります。

​3つの頭痛の中では1番割合は少ないとされています。

​腰痛とは

腰痛は日本人が抱える不調の中でも非常に多く、国民病とも呼ばれています。

立ち上げるときにズキっと痛む、同じ姿勢でいると重だるい、

慢性的に違和感が続くなど症状は人それぞれです。

放置すると日常生活や仕事のパフォーマンスに大きな影響を及ぼすこともあります。

腰痛の原因も多岐に渡ります。

長時間の座位や立ち仕事、運動不足で筋肉がこわばり、血流が悪くなる。

猫背や反り腰、骨盤の傾きが腰の負担を増加させる。

運動不足や筋力低下特に腹筋や背筋が弱いと腰を支えられず、

痛みが出やすくなってしまいます。

また、内臓由来の腰痛には注意が必要です。

腎臓や産婦人科系などの内臓の不調が腰痛に現れることがあるので

しっかり判別をすることが大切です。

鍼灸治療での硬くなった腰やお尻周りの筋肉を緩めることで血流の改善が見込めます。

しつこいハリや痛みを和らげます。

骨盤背骨周りの調節姿勢を整えることで負担の少ない体に導くことが大切です。

​​

坐骨神経痛とは

​その名の通り「坐骨神経」が通っている部位に発症する痛みのこと。
あくまで症状に対しての名称です。
腰から、お尻、太ももという広範囲のどこかで神経が圧迫され坐骨神経に沿って痛みが生じ、
片方の臀部、太ももの後ろ側、ふくらはぎ、かかと、くるぶしまで広がることがあります。
神経痛を引き起こす原因として椎間板ヘルニアが多くあげられますが、
そのほか脊椎腫瘍、脊柱管狭窄症、脊椎分離症、脊椎すべり症なども原因となります。
坐骨神経は、運動神経、知覚神経、自律神経の繊維を含んでいるので、
坐骨神経が障害時はそれぞれの神経症状が出てきます。
具体的には、筋肉の痛み、感覚異常(冷え、鈍感、他)などが出てきます。
坐骨神経痛とは末梢の神経支配域に突発的に痛みの発作が起きるものをさしますが、
坐骨神経が障害されていることを示す徴候も、疼痛をきたす原因も認められないものをいいます。
坐骨神経の痛みは、上向きで寝た状態で下肢を伸ばし、
ゆっくりと持ち上げると坐骨神経が引っ張られて、痛みが起こります。
坐骨神経痛症状
症状というのはいくつもあり、腰の痛み、臀部の痛み、腰、臀部、太もも裏、足の痛み・痺れ
前にかがめない、体を後ろへ反らすことができない、痛くて座っていられない、
体を動かすと痛みやしびれが悪化していく、痛みのため歩行が困難になる、足に力が入らなくなる
足を触ると感覚が鈍くなっているなど多数の症状が出ることがあります。
痛みや痺れの緩和とその解消は、鍼灸の得意分野のひとつです。
手術を避けたい方や、適当な治療法がない場合には鍼灸を試してください。
鍼の特有の鎮痛作用を生かして、坐骨神経の走行に沿ったツボに鍼を打つことによって、
痛みを柔らげることにより坐骨神経痛の症状が緩和・改善が期待できます。

​五十肩とは

五十肩は一つの病態を指すが病名ではありません。

40歳〜60歳にかけて起こりやすい肩関節の病気で『五十肩』と名前がつけられています。

腕が上がりにくい、腕を後ろに回せない、痛みが出ている肩を下にして眠れないなどの症状を訴えます。

特に寒くなる冬の時期には肩関節の血流が悪くなるので起こりやすいと言われています。

発病歴に男女差はなく、どちらの肩にも起こります。

片方が治った後にもう片方が痛むこともありますが両方同時に痛むことはありません。

実は五十肩の原因は詳しく分かっていません。

肩関節を構成する筋肉、腱、靭帯、関節包などの組織が

老化により動きが悪くなることが原因だと言われています。

五十肩の症状は、初期は軽い外傷がきっかけの場合もありますが

突然、激しい痛みに襲われることもあります。

しかし、だんだん痛みが強くなるのが一般的で、腕を動かした時や痛みや不快感を感じます。症状によっては首まで痛みが出ることもあります。

このような急性期を過ぎて慢性期に入ると痛みは軽くなりますが、

今度は腕をスムーズに動かせないなど運動障害がみられる様になります。

ひどい場合は髪の毛をとく、服の着替えをするなどの日常生活の中の動作に支障をきたします。

当院の五十肩鍼治療法は肩関節の痛みがある部位のツボや反応点、

痛みと関連するツボを中心に治療が行われます。

慢性の場合は鍼灸治療と低周波療法を同時を行うこともあります。

痛みと可動域の制限を改善する治療を行う以外に、

肩関節の周囲の血流循環をよくする治療と、

痛みによるストレスや睡眠不足の解消などの治療も一つの大きな目的です。

​自律神経失調症とは

自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経のバランスが乱れることで、

体や心に様々な不調が現れる状態をいいます。

検査をしても異常なしと言われることが多いのですが、

日常生活に支障をきたすほど辛い症状が続くのが特徴です。

自律神経失調症の原因はストレスや生活リズムの乱れ、

過労や睡眠不足が続くことで自律神経のバランスが崩れてしまうことが多いです。

また、気圧や気候の変化も関与し季節の変わり目・低気圧などが

体調に影響することも多いです。

またホルモンバランスの影響も受けやすく、

特に女性は更年期や月経周期での影響を受けやすいと言われています。

代表的な症状としてしては頭痛、めまい耳鳴り、動悸、息苦しさ、疲労倦怠感、不眠、イライラ、不安感などが起こります。

​鍼灸は体の不調と心の不調の両面に働きかけ、自律神経を整えるサポートをします。

鍼灸刺激により副交感神経を優位にし、リラックス状態を作ります。

冷え性とは

​冷え性とは、手足や体全体の血流が悪くなり、体温が低く感じられる状態です。

特に女性に多く、手足の冷えだけではなく、

肩こり・腰痛・疲れやすさ・むくみなどの原因となることがあります。

冷え性の原因には筋肉量が少ない、運動不足で血行が悪くなることによる血流不足や自律神経の乱れで交感神経が優位になると末端まで血液が届きにくくなるなどの原因が考えられます。

​鍼灸施での血行促進、自律神経の調節、代謝向上、体温改善、女性特有の症状へのアプローチなどの効果を期待できます。

​椎間板ヘルニアとは

椎間板ヘルニアは、背骨の間にある椎間板(クッション)が飛び出し、

神経を圧迫することで痛みやしびれが生じる状態です。

腰や首に発症し、腰の場合は腰痛や坐骨神経痛、首の場合は首の痛みや肩・腕のしびれが出ることがあります。

椎間板ヘルニアの原因は多岐にわたります。

加齢による椎間板の変性で椎間板の水分量が減り、弾力性が低下して発症。

デスクワークやスマホ、猫背・反り腰・前傾姿勢などで首や腰に負担がかかるので

姿勢不良や長時間の同一姿勢は注意が必要です。

また、筋力不足で椎間板に過度な負担がかかることや

急な動作や重い荷物を持ち上げる際に急激な負荷がかかり、

椎間板が突出することがあります。

​鍼灸治療では痛みや痺れの軽減、血流改善で再発予防を目指すことが可能です。

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